11月リハビリブログ

みなさん、こんにちは!11月も後半となり、ますます寒くなってきましたね。最近では再び新型コロナウイルスが猛威を奮ってきているため、体調には気を付けてお過ごしいただきたいと思います。さて、今回は当苑で日頃行なっているリハビリの一部をご紹介させていただきたいと思います。

 

現在、バスチェアーを使用しお風呂に入られているご利用者様の御家族様より、「バスチェアーがあって助かっていますが、どうしても肩が出てしまうので、湯船の底に座れる練習や、介助方法が無いでしょうか?」とのご相談がありました。

普段何気なく私たちが行っているお風呂からの立ち上がりですが、実はいろいろな体の場所をうまく使う必要のある難しい動作になっています。また、環境(浴槽の広さ・深さ・床の材質・手すりの位置 等)でも、難しさが大きく変わってきます。

ご本人様も、当苑でのお風呂では簡単な介助で入浴されていたのですが、自宅ではなかなか立ち上がりがしにくいとの事もあり、実際のお家でのお風呂の場面を確認させて頂いたり、ご家族様が実際にされている介助方法を拝見し、よりご本人様の現在の能力に合わせた動作方法や介助方法をご家族様と一緒に検討させて頂きました。

 

どうしても自宅の環境と当苑の環境で異なる部分が生じてしまうため、より自宅での生活で活用できる能力を獲得・維持して頂けるよう、御自宅に訪問して情報を集めたりすることも、重要なリハビリの一つと当苑では考えています。

今回の新型コロナウイルスにより、積極的に伺う事が難しくありますが、出来るだけご本人様やご家族様から情報をお聞きしたりするなどして、出来るだけ生活に寄り添ったリハビリを提供できるよう、セラピスト一同頑張っていきたいと思います。
 写真は練習風景です。御家族様の介助方法を再現したやり方と、その他のやり方で練習しています。